腫瘍

子宮頸がん

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウィルス(HPV)の悪性型(16,18タイプなど)の持続感染だといわれています。したがって悪性型HPV検査をがん検診にとりいれている県もありますが、福岡県はまだ細胞診だけです。性行動の変化により、若い人(20-30歳)の頚がんが増えてきました。平成20年から全国的に20歳から頚がん検診できるようになりました。早期発見すると治る、進行したら特に若いと予後不良だからです。妊婦は厚労省のガイドラインにより全員に行います。細胞診で正常、疑陽性、がんと区別されます。「疑陽性」という返事が来たら、精密検診医療機関で組織診を受けるべきです。組織診で異型上皮(CIN)の程度をみます。CIN1であれば定期的(3-6ヶ月ごと)に経過を見ていきます。CIN2以上であれば高度施設に紹介して治療をします。悪性型HPV検査で今後要注意かどうか判断できますが、今はASC-USという特殊型だけにしか保険はききませんので自費(5000円)ですが希望者にしています。頚がんワクチンは補助のない成人の場合高額ですので細胞診陰性、HPV-DNA陰性の希望者に行っています。10代の頸がんワクチンは副作用のため現在中断しています。早く原因究明されてほしいものです。

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍はある程度大きくならないと症状(腹痛や腫瘤感など)が出ませんから、発見が遅れがちです。検診やほかの症状で産婦人科受診して偶然発見されることがよくあります。5-6cm以下の腫大は経過を見ることが多いですが、自然にそれ以上の大きさになると腫瘍であることが多いので、MRI検査や悪性腫瘍マーカー検査をして手術を考慮します。良性悪性は手術して組織検査をしないと最終結論が出ないのが今の医療水準です。5-6cm以下の場合は自然に消えることも多いので、すべてが腫瘍ということはありません。

子宮内膜症、子宮筋腫

子宮内膜症、子宮筋腫は最近は内科的治療でかなり有効になりました。サイズや進行度で手術のほうがいい場合もあります。腹腔鏡手術もかなりの施設でできるようになりました。ご相談ください。

乳がん検診

2017年度よりマンモグラフィーのある施設で行うことになりました。従って、当院では検診は行っておりません。